爪のお悩み | 札幌中央区ニキビ・アトピー治療なら宮の森スキンケア診療室

Close

爪のお悩み

痛い「巻き爪」「陥入爪」は早期の治療・矯正が必要です。

宮の森スキンケア診療室では、痛い「巻き爪」「陥入爪」の治療を行っております。
爪の食い込みがひどくて痛い・爪の周囲にばい菌がついて炎症がひどい(ひょう疽)
などで来院される方が数多くいらっしゃいます。
巻き爪・陥入爪の原因は様々ですが、爪の切り方を改善することにより良くなる場合もあります。

「巻き爪」「陥入爪」

爪が湾曲するように巻いたり(巻き爪)、爪の端が変形し皮膚に深く陥入したり(陥入爪)した状態を言います。
時に感染を起こし歩行時に痛みを伴うことがあります。
放置し悪化すると、爪と皮膚の間に肉芽腫と言う赤く出血しやすい盛り上がった組織が生じ、治りを妨げることがあります。

爪の切り方

「深爪の習慣」と言い換えてもいいかもしれません。
爪を深く切ったり(深爪)爪の角を短く切ったりしていると、爪の角が皮膚に当たって痛くなります。
さらに爪が伸びると余計に皮膚に当たって痛くなるため、再び短く切ってしまいます。
この繰り返しで習慣的に深爪の状態が続くことになります。
すると下から爪を支える作用が弱くなり、結果的に爪は徐々に湾曲し巻き爪や陥入爪となっていきます。

靴による圧迫

女性に多く見られますが、足に合っていない靴で爪の周囲が圧迫され続けることが原因となるケースもあります。
デザイン性の高いハイヒールやパンプスなどを無理して履き続けていると、爪が圧迫されて負担がかかります。

硬い革靴や、サイズの合わない靴も足には負担がかかりますので、女性だけでなく男性も巻き爪になることがあります。
また、立ち仕事中心の方などは、足に負担をかける時間も長くなりますので、巻き爪になるリスクが高くなります。

運動によるもの

足をグッと踏ん張る動作が多いスポーツが原因となることもあります。
走る・止まるを急激に行って方向転換するような動きが多いと爪に負担がかかります。
バスケットボールやサッカー、陸上などにそのような動きが多いので、注意が必要です。

病気やケガによるもの

水虫(爪白癬)や、けがをして爪を痛めると、特に爪を作る爪母という部分に損傷が起こった場合、伸びてくる爪が変形を起こしたり厚く肥厚したりすることがあります。

治療と予防

巻き爪や陥入爪であっても、特に痛みや不都合がなければ積極的に治療する必要はありません。
しかしながら炎症を起こし痛みを伴い、さらには感染を起こしているような場合は治療の対象となります。

  • 1

    外用療法

    抗生物質の軟膏や炎症を抑えるステロイド外用剤を患部に使用します。肉芽腫ができている場合、液体窒素や硝酸銀を用いての治療が必要となることもあります。

  • 2

    抗生物質の内服

    感染を起こし痛みが強く発赤腫脹しているときは、
    抗生物質の内服が必要となることがあります。

  • 3

    コットン(綿花)の挿入

    爪と皮膚が当たって炎症や感染が起こっている場所に、
    コットンなどを挟み込んで直接爪と皮膚が
    当たらないようにします。
    この状態を維持すると爪が伸びても痛みを伴わず、
    深爪の矯正にもつながります。

  • 4

    スクエアーカット

    足の爪はスクエアーカットが基本です。
    スクエアーカットとは、爪の角を伸ばし爪の形が
    四角くなるようにカットすることです。
    手で触れてみて爪の角が指先に触れる程度が目安です。
    スクエアーカットを心がけることで巻き爪や陥入爪の予防が可能になります。

爪白癬(爪水虫)

白癬菌という真菌(かびの仲間)が足の皮膚に感染し、水疱を形成したり皮がむけたり痒みを伴ったりした状態を足白癬(水虫)と言います。
この白癬菌が爪に感染すると爪白癬(爪水虫)となります。足だけでなく手の爪にも起こることがあります。
 爪白癬の爪は、表面が白く濁り、感染が進むと白く濁った部分が広がります。
さらに進行すると爪が厚くなるような変形を起こし、さらに進むと爪がぼろぼろと崩れてきます。

原因

爪に白癬菌が感染して起こりますが、
多くは足の水虫を治療せずに放置してなることが多いと言われています。

治療と予防

抗真菌薬の外用が基本です。
最近では、爪白癬専用の外用剤(爪から直接有効成分が浸透する)が主流となってきています。
抗真菌薬の内服も効果的です。
いずれも治療には長期間を要し、根気よく治療を続けることが必要となります。

爪の変色と変形

様々な理由で爪が変色や変形を来すことがあります。
皮膚疾患の症状の一つとして起こるものや、全身性の疾患に付随する症状として起こるものなど様々です。

爪の変色

白色化、黄色化
爪白癬などの真菌感染が考えられます。
その他、腎不全・透析・肝硬変・外傷などが原因となることがあります。

黒色化、褐色化
外傷や慢性的な刺激で爪甲が黒く色素沈着を起こします。
全体に黒くなる場合や黒色線条が生じることもあります。
爪の基部から先端にかけて明瞭な黒色線条がある場合、爪母(爪を作るところ)のホクロが考えられます。
この線条が拡大あるいはさらに濃くなった場合、悪性黒色(メラノーマ)が疑われることがあります。

緑色化
緑膿菌の感染が考えられます。ジェルネイル装着の際に起こることもあります。

爪の変形

爪の菲薄化
爪が薄くなる状態です。
爪母に外傷や強い炎症が加わることで爪が薄くなることがあります。その他、貧血や指先の血液循環が悪くてなることがあります。

爪の層状分裂
爪の先端が薄く層状に剥がれる状態です。
爪の乾燥が主な原因です。除光液の使用が原因となることがあります。貧血も原因になることがあります。

匙状爪
爪がスプーンのように中央が凹んで創縁が上方に反り返る状態です。
繰り返す手作業でなることが多いようです。その他、貧血や甲状腺機能亢進症などでも見られます。

点状陥凹
爪甲に多数の点状の凹みがある場合、尋常性乾癬(皮膚疾患)に伴うことが多く爪乾癬とも言われます。

治療と予防

これら爪の変色や変形は、原因が取り除かれ、あるいは原因となる病気の治療で改善する可能性はあります。
しかし変色や変形が高度になると元通りとはいかないこともあります。

公式webサイトへ